★思いを伝える文章は名文に勝る! 渾身の告白に心を揺さぶられた!!

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思いを伝える文章にうまいも下手もない!

どっちがうまい文章ですか?
たぶん、後者でしょう。
では、心を動かされた文章は?
塾で2つを並べて聞いた時、全員が「Mさんの方」だと言いました。

 

そうだと思います。
断然、Mさんの文章の方が迫力がある。
思いを伝える文章は、うまいも下手も、へちまもない!
と感じさせた文章でした。

 

なぜだかわかりますか?
1つは、Mさんが当事者だからです。
実際に、100キロという距離を20数時間かけて歩いてきた。
ふだん感じることもない極限状況にさらされ、いろいろなことを考えた。

 

もう1つの要素、「時間」です。
Mさんは歩き終え、時間があまりたたないうちに書いた。
文章は書き慣れてしまえば、誰でも一定程度はうまくなります。
逆に言うと、書かない人はうまく書けない。それで余計に書かなくなる。
Mさんも”そんな人”の1人でした。
そのMさんが、今度は間髪入れずに感想を書いた。

 

どうしても伝えたい思いがあったからです。
誰に向かって書いたか。もちろん一緒に歩いた他の4人に対してです。
その点、ターゲットが明確でした。
ではターゲットではない他の塾生(私を含め)は感動しなかったか。
そんなことはない、それぞれ胸に響くものがあったのです。

 

本音を書いているからです。
黙っていれば誰も気づかず、「よかったね」「たいしたもんだ」と誉めて終わりの話を、
あえて心の底を掘り返して、他と比べて自分を誇ろうとする卑しい自分を吐露した。
なぜそんなことを書いたかと言えば、後ろめたかったからです。
他を思いやれなかった自分を、あの4人は思いやってくれた。
そこがやりきれなかったのでしょう。

 

だから彼は叩きつけるように文章を書いたわけです。
生涯にこんなに長い文章を書いたことのない人が、これでもか、これでもかと書く。
渾身の力で書いているから、Mさんはもっと深いところに到達してしまう。
一緒に歩いた仲間への謝罪から始まり信頼が生まれ、敬意(リスペクト)にまで達する。
そこまで到達すると、もはや自分が恥ずかしい。
それは最後、「自分を絶対に変えなければならない」という決意につながっていきます。

 

塾では「自分を変え、会社を変え、圧倒的な業績を残す」と言い続けています。
誰もが頭では、「自分を変える」がポイントだ、とわかっている。
しかし自分をいったん捨てて違う自分になるということはなかなかできない。
Mさんは、懸命に書いているうちに自ら答を見い出したようです。
「5人でゴールした」というのは、まさに”仲間(同志)”の発見でしょう。

 

■達者な文章だから人を感動させるのではない

Mさんが書いたのは、書きながら見事に成長した人の文章です。
それに比べて私がリライトした文章はどうだったでしょうか。
元の文章の半分以下、簡潔にまとめスピード感もある達者な文章です。
しかし、Mさんのと比べてどうですか? 感動できますか?

 

できない理由を挙げてみればすぐ、根本的に条件が違うことがわかります。

  • 私は当事者ではない(文章をまとめただけ)
  • 大会の直後に書いていない(興奮する要素がない)
  • 「思い」が欠けている(作文技術を使ったのみ)
  • 読んでもらうターゲットが不明確

 

だからMさんの文章を前にして、はじめから勝ち目はないのです。
もちろんこんなに別の文章にせずにわずかな手直しで済ます編集法はあります。

  • 改行する
  • 漢字を減らす
  • 長い文章に句読点を入れ短くする
  • 読みにくい個所に句点を入れる
  • 適切にカギカッコ(「」)を入れる

これだけの作業で、見違えるほど読みやすい文章にすることはできます。
<4ページに続く↓↓↓

 

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